2軍具志川キャンプに合流した阪神湯浅京己投手(24)が逆襲を誓った。前日23日に巨人とのオープン戦で1回4安打2失点。翌日の2軍降格となったが、目の輝きは失っていなかった。

「バッターに投げないと分からないこともたくさんある。逆に2月、いろいろ試せて良かった。開幕までもっと状態を上げて、やるだけという感じです」

キャッチボールから福原2軍投手コーチにマンツーマンで指導を受けた。下半身からの連動性や、体の粘りに改善の余地があると課題が判明。これによりリリースで力を伝えきれず、タイミングの取りやすさにつながってしまう。ブルペンでは投球距離を変えながら丁寧にフォームを確認。軽めの投球ながら球数は105球に達した。

「(納得いく球も)あった。全力で投げた訳ではないので、もっと力を入れた中でもボールに伝えられるように頑張ります」

25日の2軍練習試合・ハンファ戦には登板せず、次の実戦は帰阪後。この日も大勢のファンが駆けつけた具志川球場。湯浅は「結果で見せられれば」と決意を語った。【波部俊之介】

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