中日石川昂弥内野手(22)が27日、バンテリンドームで始まった1軍練習に合流した。

3月6、7日の侍ジャパン強化試合メンバーに選出されている4年目の若竜が満を持して本隊に戻ってきた。

シートノックでは三塁守備にカリステとともに入り、大きな声を出しながら軽快なプレーを披露。フリー打撃でも快音を響かせ、昨秋に違和感を訴えた左膝不安の払拭をアピールした。「いい緊張感できました。1軍で結果を出すためにやっている。自分の持ち味をしっかりアピールできるようにと思っています」と引き締まった表情で意気込みを明かした。

2月沖縄キャンプは2軍読谷組で課題と向き合った。打撃練習を見た立浪監督は「しっかりためて振れるようになっている。昨年より随分よくなってるなという印象は受けています」と評価。3月2日からのヤクルトとのオープン戦で起用する方針を示した。昨季、自己最多13本塁打で規定打席に到達した主砲候補がさらなる脱皮の時を迎えた。