パ・リーグ3連覇中のオリックスが29日、宮崎市清武で行っていた春季キャンプを打ち上げた。あいにくの雨で、予定されていた球春みやざきベースボールゲームズの西武戦は中止となった。

投手陣ではエース山本由伸と山崎福也の先発2枚が抜け、全体的な底上げが期待される中での1カ月間だった。中嶋聡監督(54)は開幕ローテ構想について「うーん、まあ試行錯誤というか、いろんなことを考えてますけど、それがすっきりハマるかまだ分からない」と言葉を濁した。開幕投手についても「準備できた人から行くと思います」と話し、未定だと明かした。

キャンプ初日と最終日が雨。実戦が流れるケースもあった。中嶋監督は「天気が良くなくて厳しかったけど、球場のスタッフやバイトの方に助けてもらって、ある程度のメニューをこなせた」と感謝した。中盤には3万人近い観客が集まるなど盛況。「選手もその目をすごく楽しみながらやってたと思いますので、本当にありがたい」と話した。

調整遅れの投手に対する不安も口にしたが、4連覇に向けては「始まった時から意識してますし、そこにチャレンジしていけるチーム。楽しみなシーズンにしたい」と力強く語った。

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