決意のこもった文字だった。ヤクルトは1日、チームで明治神宮を参拝し、今季の必勝を願った。1人1人、絵馬を奉納。村上宗隆内野手(24)は「全てにおいて成長したい。優勝。日本一。去年5位だったので、悔しさを晴らせるシーズンにできればなと思ってます」と誓った。

3つの言葉を記した。「健康第一」「前進」そして「奪冠(だっかん)」。奪還ではない。あえて「冠」とした。3つの言葉に込めた意味を問われ、最初は「内緒です。終わってから」と言ったが、「冠」になっていると指摘され反応した。「全てにおいて。タイトルもそうですし、優勝というチームのタイトルも含め、そういう意味が入ってます」。自身の打撃タイトルは20、21年の1冠、22年の4冠から一転、昨季は無冠。チームも21、22年の優勝から昨季は5位。「冠」を奪い返す気持ちは強い。

前日には、WBCで一緒だったドジャース大谷の結婚ニュースが流れた。感想を問われ「僕がとやかく言うことじゃないと思うんで。その質問、難しいですね」と詰まりながらも、最後は「誰が結婚しても、おめでたいと思います」と祝った。勝って、めでたいシーズンにする。【古川真弥】

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