完全試合を締めくくった種市篤暉投手(25)が、「あわや」の1球を振り返った。1人の走者も許さず、登板した9回。先頭打者が放った打球は右翼線へ伸びていったが、わずかにそれてファウルとなった。ヒヤリとした打球を「怖かったですね。ヒットだと思ったので(笑い)。ホッとしました」と振り返った。

その後は修正し、3者連続で空振り三振。最後は「一番練習してきたボールなので」とフォークで空振りを奪った。

前日6日の初戦でも完封勝利。2試合をまたぎ無失点リレーが続いていた。「前日もゼロだったので、そこが僕の中で一番緊張感があった。なんとかゼロで、という気持ちで投げることができたと思います」。安堵(あんど)の表情を浮かべながら、心境を振り返った。

【侍ジャパン】完全リレーで欧州代表下す 先発関大・金丸夢斗から6投手継投/ライブ詳細