日本ハムからトレード移籍した巨人郡拓也捕手(25)が帝京魂を注入する。12日、都内の球団事務所で入団会見した。背番号は37。

東京・三鷹市出身。「東京生まれなんで、ジャイアンツのユニホームを着られることはすごい誇りに思います」。巨人戦も子どものころから観戦していたと言い「よく東京ドームに足を運ばせていただいたんですけれど、阿部さん、矢野さん、高橋由伸さん、その辺の方々を見てすごい憧れていました」とジャイアンツ愛をにじませた。

開幕前の移籍となったが、チームには矢野謙次打撃コーチ、実松一成バッテリーコーチと日本ハム時代の先輩も在籍。またドラフト3位佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)は帝京の1学年後輩だ。「2人で帝京魂をジャイアンツの中に入れていきたいと思います」と共闘を誓った。

阿部慎之助監督も現役時代に自主トレを行い、観光親善大使を務める沖縄・伊江島で、郡も自主トレ地として鍛錬を積んでいる縁がある。指揮官へのアピールポイントは、本職の捕手に加えて内外野すべてのポジションをこなせるユーティリティー性。「いろんなところを守れるのは持ち味なんですけど、その中でも走れる打てる守れる、全部を持ち味にしていきたいと思います」とセールスポイントを訴えた。今日13日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から1軍に合流する。

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