阪神佐藤輝明内野手(25)がノーアーチが続く現状を一笑に付した。

2月23日の巨人戦(那覇)で豪快な1発を放ってから9試合柵越えなし。「別に気にしていません。今、たくさん打っても意味がないので」と意に介さなかった。

この日はバンテリンドームでフリー打撃。左中間から左翼にかけての飛球を多く飛ばした。ただ、最後は一転して、狙ったように右翼に3連発を放り込んだ。大山や近本がオープン戦を課題の調整期間と位置付けているが、佐藤輝も同じ考えで日々の試合に臨んでいる。チーム自体もオープン戦は2本塁打で、3月は7試合ノーアーチだが、深刻には受け止めていない。

中日3連戦の相手先発は柳、高橋宏、メヒアと主戦級が登板予定。中日戦は4月に2カードあり、ともに今回と同じ週末のため、同じ3投手と対戦する可能性がある。「いい球が来ると思うので、対応していきたいですね」。本番もにらんだ絶好の前哨戦に腕ぶした。【柏原誠】

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