阪神門別啓人投手(19)が、久々のマウンドで存在感を示した。地元北海道への凱旋(がいせん)登板となった2日以来、2週間ぶりの登板となった16日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で先発。3回に広島内田に先制2ランを浴びたが、5回を3安打2失点、7三振を奪う投球で名古屋の地で投球をチェックした岡田監督にもアピールした。

指揮官が開幕ローテの「予備1番手」と呼ぶ左腕は、立ち上がりから腕を振った。2者連続三振で立ち上がり、2回も2三振と快調に飛ばしたが、3回に落とし穴にはまった。1死一塁から2ランを被弾。「もっと狙って投げるべきだったかなって」。直球が甘く入った。

ただ、登板間隔が空いた影響も「全然なかった」と振り返ったように、カウントを悪くするケースはあったものの、最速145キロの真っすぐで押すなど「三振を結構取れたし、感覚的には悪くなかったんで、その1球っていうのをもっと集中してやっていきたい」と前向きに捉えている。

開幕まで2週間「もっとカウントを良くして、ストライクゾーンでしっかり勝負できるように」。逆転の開幕ローテ入りへ、いつでもいける準備をする。

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