中日根尾昂投手(23)が開幕ローテ奪取へラスト勝負に出る。18日、バンテリンドームの1軍先発投手練習に再合流した右腕に開幕まで残されたチャンスは1試合。「チャンスではありますし、しっかり準備して向かいたい」と闘志を前面に押し出した。

開幕投手候補の1人でもあった高橋宏斗投手(21)の2軍再調整が決まり、先発争いに変化が生まれた。現状では柳、涌井、メヒア、小笠原の4投手が当確。残り2枠を大野、梅津、2軍で好調を維持している松葉と争う展開だ。

左肘手術からの復活にかける大野や梅津には当面、コンディションにも配慮が求められる。1軍オープン戦か2軍ウエスタン戦かの登板試合は明らかにしなかったが、週末に予定される次戦で結果を出せば開幕ローテ入りの可能性も広がる。勝負か、との問いかけに「ハイッ!」と口元を引き締めた。

ここまでオープン戦3試合に登板。14回を投げ防御率3・86。17日は2軍ソフトバンク戦に先発。5回7安打も1失点と粘りの投球を見せたが「立ち上がりとか、リズムが課題です」と修正点をあげた。投手転向3年目。開幕からの先発入りへ勝負の1週間が始まった。

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