ソフトバンク周東佑京内野手(28)が3・29開幕戦から1番中堅でのシーズン快走を誓った。オープン戦も対広島3連戦を残すだけとなった。全体練習日となった21日、周東は気を引き締めるように言い切った。

「1番に僕が収まればいい。得点パターンはいろいろつくれると思う。まだ課題はありますけど、悲観しないで開幕は迎えられると思います」

不安に表情も曇りがちだった3月上旬とは明らかに変わった。宮崎キャンプ終盤から打撃不振にうつむきがちだった。支配下登録された緒方、川村、仲田3選手の奮闘も刺激となった。「1番固定」は打線の重要課題も理解している。「アピールしないと(レギュラーを)取られると思った。いい刺激をもらいながら、今でもやらなきゃと思う」。オープン戦14試合に出場し39打数11安打、打率2割8分2厘。まだまだ納得の数字ではないが、小久保監督の助言で打撃向上のヒントをつかんだ。「センター中心に逆方向に打てというか、ちょっとやってみようという話しです」。12日の巨人3連戦から4戦連続安打。16日の西武戦ではノーヒットも2四球を選んだ。2個目の四球となった8回には二盗を決めると、さらに1死三塁から一ゴロの間にギャンブルスタート。決勝のホームインを決め、快足男の本領発揮で勝利に貢献した。

「いい感覚、いい形で開幕までの(残り)3試合行けたらいい。打線はみんな打つバッター。うまく融合できたらいい」。今年こそリードオフマン周東がしっかり強力打線をけん引する。【佐竹英治】

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