日本ハムの江越大賀外野手(31)が、新庄剛志監督(52)の指示を受け、遊撃でノックを受けた。五十幡亮汰外野手(25)も一緒に、参加した。

指揮官は昨秋、エスコンフィールドでのキャンプ中、五十幡に遊撃でノックを受けさせていたことがあった。狙いについて、こう話している。

「外野の足の運びと、下半身強化と、ここぞっていうときのショート…、あの、(送球時に腕を)後ろまで持っていかず小さくすぐ耳に持っていって投げられる。例えば詰まった当たりの左中間にいったときに、後ろに持っていく間に、ね。ちょうどショートアームで投げてリクエストでアウトになるかならないかは(腕が)下に落ちるのと耳に持っていっていくのでは、そこでビデオ判定が変わってくるというところ。松本君はもともと内野なんでそれができているんですよ。すぐここ(耳元)に持っていくっていうところが。まあ、打球によって分けていくっていうところが大事。そのための内野」。

外野手の練習の一環として、遊撃手のスローイングが、外野でも生かせるシーンがあるのでは、という指揮官ならではのアイデア。今回の江越の遊撃練習が、同じ狙いだったかは定かではないが、細部までこだわる新庄流が詰まった指示だった可能性は、十分にある。

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