開幕を万全で迎えるため、阪神岡田彰布監督(66)が主力3人を欠場させた。右足を痛めていた森下翔太外野手(23)、下半身の張りを抱える大山悠輔内野手(29)は前日22日に続きベンチ外。この日は近本光司外野手(29)もベンチ外となったが、蓄積疲労などを考慮されたためとみられる。

試合前に3日ぶりの打撃練習を再開した森下について問われた指揮官は、照準は開幕戦となる29日巨人戦(東京ドーム)であることを強調。「明日無理させへんよ、そんなん。もう29日に万全で行ったらええんやから、大山にしろな。明日のためにどうやこうや言う話じゃないやん。近本しかりな」。オープン戦はあくまでもシーズンを戦うための調整の場所。「29(日)にな、万全の態勢でいった方が(いい)。明日なんか勝ち負けなんか関係ないんやから。それよりも体調を整えて万全の方が、チームにとっていいわけやから」と続けた。

指揮官の思いをくむように、大山は「やれることやってしっかり準備したい」と話し、森下も「全然、問題なく行けるかなと思います」と話した。この日からDHを解除し、9番に先発投手の大竹を入れるなどいよいよ本番モード。全員が万全の状態で開幕戦を迎える。【磯綾乃】

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