日本ハムが球団やFビレッジに関する、ふるさと納税返礼品を取り扱うポータルサイト「ファイターズふるさと納税」で、返礼品としてファーストピッチ権を獲得した大阪・堺市の会社役員、植田樹さん(36)が、登場した。同企画は先着1人限定。発表後、最初に応募した植田さんが選ばれ、100万円を北広島市に納税した。

打席には球団スペシャルアドバイザー田中賢介氏。投球はワンバウンドとなったが、植田さんは「夢の舞台でした。金額は関係なくエスコンフィールドのマウンドに立てますし、田中賢介さんに立っていただけるのであればと、即決しました。シーズン始まるぞって言う雰囲気。お客さんも球団の方も、やっぱり独特の雰囲気といいますか。自分はもうオープン戦、レギュラーシーズン関係なく、すごく緊張しました」と感想を口にした。

背番号1の新庄監督のユニホームを着用。「小学校4年生のときに、新庄監督が甲子園のセンターでダイビングキャッチしている姿を見たときに、野球って面白いなと。そこから応援していて。北海道に帰って来られて、また応援させてもらおうと、このユニホームにしました」。大好きなスターが見守る中での晴れ舞台だった。

打席に立った田中氏も初めての試みに賛同してもらったことを、感謝した。「正直、寄付が集まるかどうかっていう不安もありましたけど、実際にこうやって金額以上の価値があると言っていただいて、すごくうれしいです。北広島や北海道の地域の人たちに還元できるようにしていける、すごくいい仕組みなので、今後、ファンを増やしながら、ファンの人たちを幸せにしていく活動を、ふるさと納税通してやっていきたいなと思いますね」。オープン戦のファーストピッチがふるさと納税の返礼品になるのはNPBで初めて。北海道だけでなく、支援の輪をより全国に広げる、新たなきっかけづくりになりそうだ。

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