日本ハム新庄剛志監督(52)が24日、7勝6敗5分けの6位タイでフィニッシュしたオープン戦を総括した。この日のDeNA戦(エスコンフィールド)は2-3で敗れたが、29日から始まる就任3年目のシーズンへ向けて実感する確かな手応えを語った。

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オープン戦最後の試合となったDeNA戦後に「こういう感じになります」。この日のスタメンが開幕オーダーに近い形であることを明かした。

1、2番は新外国人のスティーブンソンと松本剛の巧打コンビが担う。さらにキャンプ前にレギュラー当確を公表した万波が3番に入り、4番はオープン戦の打点王となったマルティネス、5番は新助っ人のレイエスを据える重量クリーンアップ。故障で出遅れる清宮の主戦場、三塁を守る野村がポイントゲッターの6番に入る。下位打線は二遊間の石井、水野に加え、6年目で初の開幕マスクをかぶる田宮で構成する。

新庄監督は投手陣も含めて「選手も(この2年間で)いろんなとんでもない采配をこなしてくれて、それが身についたと思う」と手応え十分だ。オープン戦でやり残したことは「あ!ダブルスチールできなかったね」。だが、心配はない。「ここぞという時には、ね。まあ勝手に向こうが考えますって(笑い)。あんだけしてきたんだから、この2年間ね」とニヤリ。とんでもない采配を伏線として臨む就任3年目は「成績が良くなかったら全て僕の責任という気持ちで戦っていきます」とあらためて宣言した。【木下大輔】

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