阪神OBの糸井嘉男スペシャルアドバイザー(42、SA)が27日、奈良・河合町立総合スポーツ公園で野球教室「森本組プレゼンツ 糸井嘉男エンジョイベースボールパーク」に、岩田稔コミュニティアンバサダー(40、CA=日刊スポーツ評論家)、YouTuberのクーニン(39)とともに参加した。

小学生約120人と触れ合い、「輝いた目をして聞いてくれてうれしかったです。何かのきっかけになって、将来に役立ったら」と楽しんだ。岩田氏も「野球やってる子が多いですね。野球人口が減ってると言われる中、うれしかったです」と笑顔を見せた。

阪神は29日に巨人との開幕戦(東京ドーム大阪)を迎える。糸井氏は近大の後輩、佐藤輝明内野手(25)と先日決起集会を開催。「キャリアハイを目指してると伝わってきました。去年アメリカに行ったときから伝わりましたけど、開幕前になお伝わってきた」と決意を感じたという。さらに「タイガースは何が強みかというと、まだまだクリーンアップに伸びしろがある。テルも大山も、ホームランあと10本くらい増やせると思う」と期待を寄せた。

岩田氏も「他球団が引きずりおろそうとしてくるので、いかにどっしり野球ができるかだと思う。僕たちOBも楽しみに野球を見る」と語り、今季のカギは「やっぱり投手力。リリーフにしろ先発にしろ、層が厚いので、競争しながらレベルアップしていってほしい」と投手力の底上げを挙げた。特に高卒2年目の門別啓人投手(19)には「リリーフを経験することによって、先発でも絶対生きてくるものがある。自分のためにもいい経験を積んで、1軍での活躍を期待したいですよね」とエールを送った。

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