中日が開幕カードを2敗1分けで、12球団で唯一未勝利で終えた。中日の開幕カード未勝利は18年の広島3連戦(マツダスタジアム)で3連敗して以来6年ぶり。

先発は昨季途中加入して8戦3勝1敗、飛躍が期待されるウンベルト・メヒア投手(27)を送った。ただ、初回から守備が乱れた。1死から西川の一、二塁間への打球を田中幹也内野手(23)が待ってからさばいて一塁送球はセーフ。リクエストでも判定は変わらなかった。一、二塁からの村上の一塁への当たりではベースカバーにメヒアが入り、微妙なタイミングでセーフ。再びのリクエストも覆らず。初回で2回の権利を使い切った末、1死満塁となってメヒアが適時打2本で早々に3点を失った。

打線は4回に中田翔内野手(34)が開幕戦に続く2号ソロで反撃のノロシを上げたものの、6回無死満塁の好機では細川成也外野手(25)が遊ゴロ、中田も凡退して、1得点にとどまった。

立浪和義監督(54)は「取れるアウトを取らないと。その後のメヒアの投球は良かったが、あそこの3点は非常に痛かった。ミスが絡むと、ああいう3点とか、大量失点になっていく」と敗因を振り返った。

昨年12球団ワーストだった得点力アップへ、巨人から獲得した主砲・中田は3試合2発の滑り出し。「いい面も出ている。悲観することなく、まだ2敗1分けなんで、もう1回仕切り直して、1つ勝てるよう頑張っていく」と語り、本拠地開幕となる4月2日からの巨人3連戦(バンテリンドーム)へ気持ちを切り替えた。【伊東大介】

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