中日が本拠地バンテリンドーム公式戦で、得点圏などの好機に中田翔内野手(34)らの打席で、チャンスを盛り上げる動画を流すことが1日、分かった。中田以外にも中島、細川ら主軸の動画を準備。チームは開幕カードを2敗1分けで2日の本拠地開幕巨人戦を迎える。好機をあおる演出で初白星を引き寄せる。

古巣巨人相手にバンテリドームに凱旋(がいせん)する中田に、球団もバックアップする。得点圏などで打席前には、バックスクリーンにある106ビジョン全体を使って、バットを担いだ中田が登場する。球団関係者は「水墨画調にデザインして、野武士をイメージしています」と説明。中田とともに巨人から移籍した代打の切り札、ベテラン中島や、昨季チーム最多24本塁打を放った細川バージョンなどもスタンバイ済みだ。

17年目の中田は、開幕ヤクルト3連戦(神宮)を「4番・一塁」でフル出場。2本塁打含む12打数4安打2本塁打3打点、打率3割3分3厘と、得点力増の使者としての役割を果たした。古巣巨人との初対戦には「変に考えていることはない。一生懸命、自分のプレーをするだけ」と話した。激アツ演出が主砲らの打席を鼓舞。ファンとともに本拠地で今季初勝利の勝ちどきを上げる。

【関連記事】中日ニュース一覧