巨人がDeNAに1点差で競り負け、2カード連続で3連戦初戦を落とした。得点圏からの1本が遠かった。2回に大城卓の適時打で幸先よく先制するも、追加点が奪えない。4回1死一、二塁でオコエが遊ゴロ併殺。5回無死二塁からは吉川、戸郷、萩尾が3者連続で凡退し、9回1死一、二塁では坂本が三ゴロ併殺に倒れた。阿部監督は「いい形はつくったので、あと1本出るか出ないかだけだと思います」と言った。

先発戸郷は7回7安打2失点で粘った。6回1死三塁から渡会に適時打され、昨季から45イニングぶりの失点を喫すると、同点の7回1死三塁で、関根にカウント2-2から、真ん中に入った148キロ直球を中前へ運ばれ、勝ち越しを許した。「粘りたいところで粘れなかったというのが、今日の負けにつながった。チームとして痛い負けだった」と反省した。

○…大城卓がチーム唯一の打点をマークした。2回2死二塁で初球をとらえ右前へ先制適時打を放ち先発戸郷を援護。5回には得点に結び付かなかったものの、二塁打で突破口を開いた。守備では7回に二盗を許したDeNA牧が、結果的に勝ち越しの走者となり「しっかり次回以降、ああいうところで刺せるように頑張りたい」と攻守で貢献していく。