ソフトバンク川村友斗外野手(24)がプロ初スタメンでプロ初安打&2打点の活躍をみせた。

7番右翼で先発出場。楽天先発荘司の前に2打席凡退したものの、3打席目の7回1死一、三塁。141キロの直球をうまく逆方向へ打ち返し左犠飛。

「本当はヒットを打ちたかったけど、いいところに飛んでくれて。最低限の仕事はできました」

先制点となるプロ初打点をマークすると、気分も乗った。9回には1死三塁から渡辺翔の150キロの直球を左前に運ぶプロ初安打で2打点目。「打った瞬間、『よっしゃー』って感じです。うれしかった」。仙台大出身の川村にとって杜(もり)の都は第2の故郷。スタンドには北海道から家族も観戦に駆けつけた。21年に育成ドラフト2位で入団。開幕直前に支配下登録された。出場3試合目にして快音を響かせチームの勝利に貢献。小久保監督も「(初ヒットは)うれしいでしょうね。(9回の打席は)川村にかけてみようと思っていた」と、期待に応えた若鷹の打撃を称賛した。