広島床田寛樹投手(29)が8日、マツダスタジアムで調整した。前回2日ヤクルト戦で勝ち星は得られなかったが、7回無失点と好投した。今季2度目の先発は、昨季の覇者の阪神戦。昨年のクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦以来の甲子園だ。「昨年、最後は甲子園では負けて終わっているので、そこは何とかやり返したいなと思います」。チームとしても昨季セ・リーグ5球団で唯一負け越した相手だけに、シーズン最初の3連戦は重要となる。

昨季レギュラーシーズンでは5度対戦して、2勝2敗、防御率3・10だった。特に佐藤輝には7打数4安打2本塁打を許し、被打率5割7分1厘とやられた。「最後の方、打たれたんで、ちょっと考えながらできればいいかなと思います」。今季はまだ打率1割4分7厘と本調子ではないが、昨季被打率3割7分5厘の中野とともに警戒を高める。

打線が3戦連続無得点が続く攻撃でも、“9番目の打者”として自覚を口にする。「(阪神村上は)いい投手なので、自分がバント失敗すると流れも向こうにやってしまう。そういうところをしっかりできればいいかなと思います」。ひそかに安打も狙いつつも、打線の1人として役割をまっとうする。

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