阪神大山悠輔内野手(29)が12打席ぶりにHランプをともした。

同点の9回1死走者なしから中日の守護神マルティネスと対戦。2球目には頭部付近のボール球にのけぞり、3塁側スタンドの阪神ファンからどよめきが起こった。それでも4球目、155キロを振り抜き、左前にはじき返した。安打は9日広島戦(甲子園)の第3打席以来。前日11日の広島戦では4打数無安打に終わり、いまだ打率1割台と苦しんでいるだけに、絶対的守護神からの1本をトンネル脱出のきっかけにしたいところだ。

その後は代走植田が送られ、23年5月3日中日戦(甲子園)以来の途中交代となった。勝負に出るも、続く5番佐藤輝が遊ゴロに倒れ、勝ち越しとはならず。それでも4番の復調打が反撃ムードを高めたのは事実だ。