ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、古巣相手に2打席連続の満塁本塁打を放った。まずは3-0の6回1死満塁で西武水上から2号グランドスラム。2球で追い込まれてからの3球目、外角高めボール球のスライダーを左中間へ突き刺した。昨年までの本拠地で悠々とダイヤモンドを周回。自軍ベンチ前では、おなじみの「どすこいポーズ」を披露した。さらに8回には再び満塁で左翼席に本塁打。この日2本目のグランドスラムと大暴れだった。

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▼山川が古巣の西武戦で6回と8回に満塁本塁打。1試合に2本の満塁本塁打は51年10月5日飯島(大映)が阪急戦の1回と7回、06年4月30日二岡智宏(巨人)が中日戦の4回と5回に記録して以来、18年ぶり3人目。2打席連続は二岡に次いで2人目となり、パ・リーグでは初めてだ。これで山川は全12球団から本塁打をマーク。全球団本塁打は23年6月17日森(オリックス)以来44人目だが、満塁弾で達成は12年5月22日スレッジ(日本ハム)に次いで2人目になる。なお、山川の満塁弾は西武時代の19年3月29日ソフトバンク戦以来で通算5、6本目。