福岡大が首位タイでリーグ戦を終えた北九大との優勝決定戦を9-3で制して2季連続、春秋通算62度目の優勝を決めた。2年生のエース右腕、朝吹拓海投手(神村学園)が強気の内角直球勝負で7回3失点と大奮闘。自身初タイトルとなる春季の最優秀選手賞を受賞した。福岡大は全日本大学選手権(神宮・東京ドーム)に出場し、6月10日の開幕日に九産大(福岡6大学)との“福岡対決”に臨む。

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エース右腕朝吹が、大一番で7回を3失点にまとめ、福岡大を春の頂点に導いた。リーグ最多6勝(1敗)の大車輪で首位戦線をけん引した最終戦から中3日。「疲労は抜けて準備はできていました。投げられるとこまで投げる気持ちで」とエンジン全開だった。

最速147キロの直球を主体にカットボールを交え、10安打されても要所で粘った。昨秋1発を浴びた春季3冠王の4番石橋昂樹内野手(4年=宗像)を、徹底した内角攻めで無安打に抑えるなど、成長を示した。

公式戦デビューして2勝を挙げた昨秋から最速を4キロ上げた。「昨秋は5回ぐらいしか持たなかった」。背筋を鍛える筋トレに取り組むなど、スタミナ強化に励み、大ブレークのリーグMVPゲットにつなげた。

10日に東京ドームで戦う全国大会の初戦は九産大が相手だ。今春の練習試合では5回3失点で敗れたといい、リベンジの思いは強い。「真っすぐで押して、張ってこられたら変化球でかわすなど臨機応変に対応したい」とプランを描く。本番の“福岡ダービー”は負けられない。【菊川光一】

◆朝吹拓海(あさぶき・たくみ)2004年(平16)8月24日、大分県中津市生まれ。野球は下郷小1年から洞門ファイターズで始め、耶馬渓中では京築ボーイズに所属。神村学園では2年夏前にベンチ入りし、秋から背番号11。エースだった3年夏は1回戦で鹿児島実に敗退。170センチ、80キロ。右投げ右打ち。

<九州6大学野球24年春季リーグ表彰選手>

◆最優秀選手賞 朝吹拓海投手(福岡大)◆優秀選手賞 石橋昂樹内野手(北九大)◆敢闘賞 伊永大蔵捕手(西南大)内村水軌内野手(久留米大)◆首位打者(打率4割8分8厘) 石橋昂樹内野手(北九大)◆本塁打王(4本) 石橋昂樹内野手(北九大)◆打点王(21打点) 石橋昂樹内野手(北九大)内村水軌内野手(久留米大)◆盗塁王 該当者なし◆最多勝利投手(6勝) 朝吹拓海投手(福岡大)◆最優秀防御率(1・31) 山下薫輝投手(北九大)◆特別賞(三冠王) 石橋昂樹内野手(北九大)◆ベストナイン ▽投手 朝吹拓海投手(福岡大)▽捕手 伊永大蔵捕手(西南大)▽一塁手 法村青和内野手(久留米大)▽二塁手 中下舜也(福岡大)▽三塁手 内村水軌内野手(久留米大)▽遊撃手 石橋昂樹内野手(北九大)▽外野手 藤川蓮外野手(福岡大)工藤海翔外野手(西南大)中村勇太外野手(久留米大)▽指名打者 相川晃甫内野手(西南大)