西武ドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(23)が7回までパーフェクトの快投を見せ、プロ初完投&初完封で8勝目を挙げた。8月3日の楽天戦(ベルーナドーム)以来となる白星を手にし「どの球種もコントロールできて、自分の持ち味が出せた。今まで投げ切れてなかった9回を投げ切れたのがうれしい」と成長を実感した。
7回まで打者21人に対して奪三振は4つ、内野ゴロ9つ、フライアウト8つ。1人の走者すら出さない内容に球場がざわついた。22年4月10日のロッテ佐々木朗以来となる完全試合が現実味を帯びる中で、武内自身も「観客も盛り上がっていたので、5回ぐらいからですかね」と意識し始めた。8回先頭のソトに左前打を許し快挙達成を逃したが「いつか打たれると思っていたので。打たれた時の気持ちの準備はしていました」と変わらなかった。
1点リードした9回。連打を浴び2死一、三塁の最大のピンチでも攻めの姿勢を崩さず、角中を148キロの直球で一ゴロに仕留めて両手を上げてガッツポーズ。「最後は気持ちも盛り上がりましたし、楽しめました」と強心臓も光る内容。価値ある1勝で新人王獲得へ大きな弾みを付けた。【平山連】
▽西武渡辺GM兼監督代行(プロ初完投&初完封の武内)「ストレートが良かったからこそ、変化球がいきた。今日は本当に100点に近い。(新人王に向けて)今日勝ったのは大きいんじゃないのかな」
▼ルーキー武内がプロ初完封で8勝目。新人の完封は今年の松本健(ヤクルト)と石田裕(DeNA)に続いて3人目。西武では16年8月11日日本ハム戦の多和田以来で、スコア1-0での完封は99年4月27日ロッテ戦の松坂以来25年ぶりだ。また、西武の新人で8勝以上は07年岸(11勝)以来だが、左投手では56年畑、60年近藤、81年杉本、93年杉山の各7勝を上回り、新人左腕の球団記録を更新した。



