「2025年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が25日、都内で行われ、パ・リーグは日本ハムの伊藤大海投手(28)-伏見寅威捕手(35)が受賞した。ともに初受賞。伊藤は日本ハムでは現ドジャースの大谷翔平以来となる10年ぶりの受賞となった。

今季限りで阪神へ移籍する伏見にとって、伊藤との最後のシーズンでつかんだ栄誉は、2人の強い信頼関係の象徴でもある。おそろいの水色のネクタイで登場。伏見は「バッテリー賞は2人の賞なので、ファイターズカラーの水色でそろえました」と、同じネクタイを伊藤へプレゼントした。伊藤は照れながら「うれしかったです」と笑顔を見せた。

伏見は、伊藤と出会った当初から「いずれ球界を代表する投手になる」と確信していた。実際にバッテリーを組む中で、その勝負勘や嗅覚の鋭さに何度も驚かされたという。伏見のサインに伊藤が首を振り、自ら選んで投げた球がその日のベストボールになることが幾度となくあった。

一方で伊藤にとっても伏見は大きな存在だった。「自分を責めすぎるな」と声をかけられたことが印象に残っているという。疲労がたまっている時期に完封した6月20日の中日戦をベストゲームに挙げた。「状態が悪い中でも、いろんな部分を引き出してくれた。こういうピッチングができるというのは、すごく学びになった」と感謝した。

今季、伊藤が登板した27試合のうち、18試合でコンビを組み10勝を挙げた。

来季はセ、パで別々の道を進む。対戦した場合、伊藤は「まっすぐしか張ってこないと思うので、まっすぐを投げてあげようかなと思います」と言えば、伏見も「そう言ってくるやつに限って、力んで甘い球を投げてくる。後悔させてやります」と笑った。それぞれの道でこれからも輝き続ける。

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