阪神に試練が訪れた。

攻守の要・近本光司外野手(31)の左手首骨折が判明。28日からの9連戦を前に代役問題が浮上している。

近本は26日の広島戦(甲子園)で死球を受けた。今季も全24試合で「1番中堅」に君臨。6盗塁も決めている不動の切り込み隊長だ。

23年7月には同じく死球による肋骨(ろっこつ)骨折で3週間近く欠場した。その間に「1番中堅」の代役をメインで務めたのが新人だった森下翔太外野手(25)。まだレギュラーに定着しきれていなかったドラフト1位は、この抜てきを境に急上昇。近本復帰後は3番打者として地位を固め、優勝に大きく貢献した。

次に出場が多かったのが島田海吏外野手(30)。21年終盤に近本が負傷離脱した際も1番中堅に入り、活躍した経緯があった。

実績で言えば代役筆頭は島田になるが、負傷から2軍で復帰したばかり。4年目の森下はリーグ屈指の打者に成長。中堅はともかく今の3番から「1番」に動かすのは現実的ではない。

森下が中堅なら、三塁手の佐藤輝明内野手(27)を右翼に回すオプションもある。WBCでも右翼を守り、外野守備にも定評がある。

そのまま「1番中堅」に当てはめるなら、福島圭音外野手(24)が有力候補になる。支配下選手登録されたばかりだが左翼ですでに8度スタメン。打率2割9分7厘、2盗塁の数字を残している。昨季のウエスタン・リーグ盗塁王で、2軍で中堅の経験が多い。

守備力が高い小野寺暖外野手(28)、昨年も中堅で出場経験がある熊谷敬宥内野手(30)、高寺望夢内野手(23)も選択肢になる。