挑戦者の後藤洋央紀(37)が、NEVER無差別級王座を初獲得した。王者柴田に挑戦。激しい打撃戦の末に柴田が痛めている首に集中攻撃を浴びせて、3カウントを奪った。「これが昨年、おれがやってきたことの結果。これがゴールじゃない。明日からNEVER王者として胸を張って自信を持って戦いたい」。柴田とは桑名工高レスリング部でともに汗を流した。かつてタッグを組んだこともあるが、この日は容赦なく攻め続けた。

 発端は昨年3月だった。後藤はひと皮むけるためにオカダらのユニット「CHAOS」に加入。しかし結果が出ず、柴田から「中途半端に拍車がかかっているだけだ」と罵倒された。ちょうど3年ぶりとなるシングル対決で進化を見せつけた。

 敗れた柴田は「これでNEVERは区切り」と同王座からの卒業を宣言した。