ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)が13日、横浜市内のジムで公開練習した。

 21日に有明コロシアムで、暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)を迎え撃ち、王座統一をかけた3度目の防衛戦となる。シャドー、ミットやサンドバッグ打ちで、1時間あまり汗をかいた。

 すでにスパーリングは10日で打ち上げたが、力の入ったパンチを打ち込んでいた。

 3階級制覇の八重樫にとっては13度目の世界戦となる。ベテランらしく落ち着いた表情と口ぶりで「調子はいつも通りで、けがなく順調にきた。最後までしっかり体調を作っていきたい」と話した。大橋会長は「お互いキャリアも十分だが、八重樫は最近にない仕上がり。最後は持ち前のハートでやってくれるはず」と期待した。