ロウ女子王者ロンダ・ラウジーが、王座戦前最後の前哨戦を制した。16日のPPV大会ヘル・イン・ア・セル(米サンアントニオ)での防衛戦を控え、挑戦者となるアレクサ・ブリスとタッグ戦で激突。ナタリヤと組み、ミッキー・ジェームスと組むブリスとリングで対峙(たいじ)した。

ジェームスからスーパーキック、クローズライン(ラリアット)を決められたナタリヤが相手タッグの巧みな攻撃に捕まった。さらにブリスに平手打ちやシャドーボクシングのモノマネで挑発を受けたラウジー。ナタリヤからタッチを受けると、怒った表情でブリスにプレッシャーをかけると、場外へと逃げられた。ジェームスに気を取られているうちに捕まり、さらにわき腹に集中攻撃まで浴びた。一時的に劣勢に立たされたが、体をたたいて自らを鼓舞し気合を入れ直すと、最後はジェームスをジャブ、ボディーブローのパンチ攻撃からの一本背負い投げ3連発でダメージを与え、腕ひしぎ逆十字固めで仕留めてみせた。

試合後、両手を上げて勝利をアピールしたところに、再びブリスから痛めていたわき腹にサイドキックを受けた。バックステージでラウジーは「わき腹は大丈夫。たとえケガをしていたとしてもヘル・イン・ア・セルには出場するわ」と因縁決着に強い意欲を示していた。