新日本プロレスのニュージャパン杯で6年ぶり2度目の優勝を果たしたオカダ・カズチカ(31)が25日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

24日にSANADAとの30分超の激闘を制し、優勝。4月6日(日本時間7日)米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会でIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑むことが決まった。「家に戻ってゆっくり寝られるかなと思ったんですけど、すぐ目が覚めてしまいまして…。僕の中でニュージャパン杯は形としては終わりましたが、まだ続いている。マディソンスクエアガーデン大会が終わるまで、この緊張感は消えることがない。IWGP(ヘビー級)のタイトルマッチも正式に決まりましたし、体調を整えて、ベルトを取れるようにがんばります」と、あらためて気を引き締めた。

米殿堂での新日本初の興行。その意味について持論を熱く語った。「新日本にとって、というより、日本にとって意味があるものなんじゃないかと思う。日本のプロレスにとって、いや日本のエンターテインメントに対してというか。プロレスにパワーがあると思ってもらえる。失敗できない」。昨年6月に失ったベルトを取り戻すだけが目的ではない。「そこでチャンピオンになって、そうだよね。オカダだよね、と思ってもらえるように。日本のプロレスで世界をびっくりさせたい」とさらに大きな夢を口にした。