日本ボクシング連盟は22日、9月にロシアで開催される世界選手権の代表選手選考方法を発表した。

本来は東京五輪の予選を兼ねる計画だったが、国際協会(AIBA)のガバナンス機能を問題視する国際オリンピック委員会(IOC)が現在までに実施の可否を決定していないため、予選とならない。

このほどAIBAからの開催概要通知があり、参加登録締め切りが6月28日となっていること、予選とならないことを鑑み、国内では一部階級で選考会を開かず、昨年度の全日本選手権優勝者を代表とすることに決めた。

実施階級別ではAIBA階級と体重区分の変更がない(幅が少ない)4階級が選考会なし。フライ級(52キロ級)は柏崎刀翔、ライト級(63キロ級)は成松大介、ウエルター級(69キロ級)は岡崎セオン、ミドル級(75キロ級)は森脇唯人が代表となる。フライ級で元世界王者の高山勝成は対象とならなかった。

フェザー級(57キロ級)はAIBA階級のバンタム級(56キロ級)とライト級(60キロ級)の上位選手4人で選考会を実施し、ライトヘビー級(81キロ級)については世界選手権大会に出場するに値するかの判断材料にするため、4人で選考会を実施する。