大阪のハラダジムに移籍した「浪速の狂拳」亀田京之介(22)が、浅井大貴(31=オール)との移籍初戦に臨んだ。

2回に猛ラッシュで39秒TKO勝ち。「3ラウンドで終わらせます」と予告していたラウンドを上回った。「ホッとした。めちゃくちゃうれしい。初のメイン、初の大阪。背負ってるもんが大きかったんで、それが一気にとれた感じ」と脱力感の笑顔をはじけさせた。

「自分は完全なアウトボクシング」と1回は慎重に相手の様子を見ていった。2回に「いける」と感じて一気にラッシュ。「(事前にKO予告を)3ラウンドと言っていたが、倒すつもりはなかった。隙があればいこうと。自分の中で一番いい動きができた」と自画自賛した。

亀田3兄弟のいとこにあたる。「亀田といえば3兄弟じゃなく、京之助を見ろと」。大阪デビューを華々しく飾り、見据えるのはやはり世界。「25歳までには世界王者になりたい。強い選手を倒していく」と鼻息を荒くした。【実藤健一】