大相撲の秋巡業が15日、京都市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が平幕の朝乃山を“予告指名”した。新入幕だった秋場所で優勝を争い、敢闘賞受賞の朝乃山をぶつかり稽古の相手に指名。すぐにスタミナ切れしたホープだったが「自分に近い。柔らかさ、重さ、力強さがある」と素質を認めた。

 左膝痛により前日14日の金沢巡業から合流で、相撲を取る稽古は巡業後半から始める予定。「相撲を取ってみたいと思った」と最初の三番稽古の相手に朝乃山を希望した。「やっと若手が出てきた。育てないといけないし、引っ張らないといけない」と若手の活躍に刺激を受けながら、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で40度目の優勝を狙う。