是枝裕和監督(52)の新作「海街diary」(6月13日公開)が世界3大映画祭の1つ、第68回カンヌ映画祭(5月13~24日、フランス)の最高賞パルムドールを争うコンペティション部門に出品されることが16日、決まった。同監督にとって、審査員賞を受賞した13年「そして父になる」以来2年ぶり4度目の同部門出品で、97年「うなぎ」の今村昌平監督以来、日本人監督18年ぶりのパルムドール受賞を目指す。
「海街-」は吉田秋生氏原作の漫画が原作で、綾瀬はるか(30)長沢まさみ(27)夏帆(23)演じる3姉妹が、広瀬すず(16)演じる異母妹と同居する中で本当の家族になっていく物語。是枝監督は「選ばれたことは正直驚きでした。うれしい。国際映画祭は、より多くの人々に映画を届けるスタート。カンヌは出発点として最高の場所。4姉妹と一緒に始まりを体感できたら」とコメントした。
4姉妹を演じる女優がそろって渡航するかは調整中だが、実現すれば綾瀬、夏帆、広瀬にとって初のカンヌとなる。綾瀬は「日本の海街、四季の美しさに見守られるように仲むつまじく暮らす4姉妹を海外のみなさんにも見ていただきたい」とコメントした。夏帆は「大変うれしく、とても光栄。きっと国籍など関係なく、たくさんの人に届く作品だと思います」と期待した。広瀬は「自分が出演させていただいた作品が、海外映画祭に招待されるというのは初めてのことなので正直オドオドしています。すごくうれしい」と喜んだ。
また革新的で独自な視点の作品を集めた「ある視点部門」に深津絵里(42)浅野忠信(41)主演「岸辺の旅」(黒沢清監督、今秋公開)の出品が決まった。
◆「海街diary」 鎌倉在住の香田幸(綾瀬)佳乃(長沢)千佳(夏帆)3姉妹のもとに、15年前に家族を捨てた父の訃報が届く。葬儀が行われた山形で、3人は異母妹すず(広瀬)と初対面。幸は、実母を亡くしたすずを誘って同居を始める。4人が和やかに暮らす中、札幌で暮らす3姉妹の母(大竹しのぶ)が、祖母の七回忌に訪れ、すずの前で父がすずの母と不倫したことを批判する。



