音楽プロデューサーの小室哲哉(56)が、佐野研二郎氏デザインの2020年東京五輪公式エンブレムが盗作疑惑を掛けられている問題について、「産みの苦しみを感じました」とコメントした。

 小室は先月19日にツイッターでエンブレムの話題に触れ、「音楽とは全く異なるけれど、僕も、僕にも音楽家たちは何の、どこにインスパイアされたと明確に言及する事は多い。芸術は感化の積み重ね。突然、無からやって来る事はあり得ない」と、アーティストとしての立場から作品を作る際の着想についてつづっていた。

 1日に大会組織委員会が同エンブレムの使用を中止する方針を固めたとする報道を受け、小室のツイートが再びフォロワーの間で話題になると、「う~ん、誰々らしい~。ぽいっ~。 珍しくこう来たか。みたいな まず基準になるオリジナルを認知させないとダメかも」とオリジナルを広く認知させることが、今回のエンブレムのように類似した作品が採用されてしまうことの防止につながるとの考えを示し、「僕はより、産みの苦しみを感じました」と今回の盗作疑惑問題で、創作の難しさを再認識したことを明かした。