森三中黒沢かずこ(37)が17日、都内で、映画「はじまりはヒップホップ」(27日公開)ダンスセッションイベントに出席した。

 同映画は、ニュージーランドの小島・ワイヘキ島に実在する平均年齢83歳のギネス公認世界最高齢ダンスグループ「ヒップ・オペレーション・クルー」がラスベガスで開催される「ワールド・ヒップホップ・ダンス・チャンピオンシップ」を目指すハートウォーミングなドキュメンタリー映画で、この日ハリウッド映画化も発表された。

 このイベントに合わせ、「ヒップ-」メンバーのジャック・ロング(85)、ブレンダ・ロング(83)、レイラ・ギルクリスト(72)、マリー・ターフレイ(72)、レン・カーチス(75)が来日。レイラは「ワイヘキ島は人口8000人の小さな島なので、東京の人の多さに驚きました。でも、緑もいっぱいあって故郷のような親近感がわきました。日本人はみんな優しいし親切なので、東京滞在を楽しく過ごしています」と話した。

 「ヒップ-」結成のきっかけについて、「ビリー・ジョーダンという女性がダンサーを募集していたのよ。条件は65歳以上で、心臓が止まっていない人。そこに集まってきた仲間たちが、最初はフラッシュモブ(突然公共の場でパフォーマンスをする)とかをやっていましたが、彼女が『ヒップホップでラスベガスを目指そう』って言い出して。ビリーは本気だったので、それならやってやりましょうとなった」とレイラは話した。「ヒップ-」を日本語にすると「腰の手術」。「ビリーのジョークね。中には本当に腰の手術をしたメンバーもいるけど」とレイラは笑いながら話した。

 ゲスト出演した黒沢は「映像で見た人が目の前にいるので興奮しています。映画ではゴリゴリのヒップホッパーたちが(ヒップ-のメンバーと会うことで)両親に連絡するシーンもありますが、本当にこの作品を見て感動したし、良かったです。ぜひ、多くの人に見て欲しいです」とまさに興奮気味に話した。

 3年前のラスベガス大会で実際に「ヒップ-」のパフォーマンスを見たという日本を代表するヒップホップダンスチーム「ネスト・ジュニア」のチームリーダー島雄こなつ(12)さんは「お会いできてとても光栄です。3年前にパフォーマンスを見てすごいと思いましたが、また見ることが出来てうれしいです」と話した。

 「ヒップ-」、ネクスト・ジュニア、黒沢がそれぞれパフォーマンスを披露。最後にレイラは「人生は生きるためのもの!」とメッセージを送った。