今季、独立リーグの四国アイランドリーグplus・愛媛でプレーしていたお笑いコンビ「360°モンキーズ」の杉浦双亮(登録名・サブロク双亮)投手(40)が13日、都内で今シーズンの報告会および著書出版イベントを行い、現役引退を発表した。わずか1シーズンでユニホームを脱ぐ。

 杉浦は今シーズン計9試合に登板し、2度先発した。プロ初勝利はならなかったが「2試合目の登板で、5回を投げきって勝ち投手の権利を得てマウンドを降りることができたことがひとつの大きな出来事。やりきった感は強い。非常に楽しく野球ができた。もう満足です」とすっきりした表情で語った。

 また、プロ野球選手と芸人の二刀流は難しかったと明かし、「シーズン中はほとんど愛媛にいましたし、相方にも迷惑をかけた。来年は芸能を通じていろんな人に野球の楽しさを知ってもらえたら」と話した。

 またこの日は相方の山内崇(41)も登場した。囲み取材中に記者に扮(ふん)して登場すると、「自分からも重大発表がある。11月29日に結婚しました」と明かした。お相手は27歳の一般女性で、これには杉浦も「びっくりしました」と驚いていた。

 杉浦は帝京高校野球部時代に最速141キロをマークした右腕で、トライアウトを経て今季から同球団に入団していた。この日は杉浦のトライアウト挑戦からの1年間を振り返る著書「40歳、夢をもう一度」(仮題)を来年1月下旬に発売することも発表した。