木村拓哉(44)が、来年公開の映画「検察側の罪人」(原田真人監督)に主演し、嵐の二宮和也(33)と初共演することが2日、分かった。これまでSMAPと嵐のメンバーが俳優として共演したことは1度もなく、大きな注目を集めそうだ。

 これまで決して交わらなかった2人が、検事として共演することになった。原作は雫井脩介氏が13年に発表した小説「検察側の罪人」。東京地検刑事部に配属された正義感の強い新人検事、沖野啓一郎(二宮)は、有能なエリート検事、最上毅(木村)と同じ部署になり、ともに仕事に励む。だが、ある金貸しの殺人事件をきっかけに、次第に2人の考え方はすれ違い、いつしか敵同士となってしまう。静かで熱い2人の対決を描いたサスペンスだ。

 ジャニーズ事務所の中でも突出した人気を誇り、昨年末解散したSMAPは、グループの陣営の方針で独自路線を貫き、他のジャニーズグループとは距離を置いてきた。同じステージに立つのは「NHK紅白歌合戦」「FNS歌謡祭」などの音楽特番のみで、大みそかのカウントダウンコンサートなど、事務所が主導する大きなイベントにも参加しなかった。