落語家の月亭方正(49)が28日、大阪市内の日建ハウジングシステムで「アフター5寄席」を行った。

 本寄席は同社の「働き方改革」と、竹の有効活用を考える鹿児島県の薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会「竹でイエを建てちゃおう! プロジェクト」の一環として開催。昨年8月の同プロジェクト発表会見で方正が製作を依頼した、薩摩川内市の竹を使った見台とひざ隠しをお披露目した。「もっと簡易なものかと思っていたけど、重厚に作られている。竹の感じが夏っぽくて、趣があっていいですね」と方正は絶賛した。

 この日の演目「閻魔(えんま)大王」の導入では、閻魔大王を演じた方正が「積年の恨みをこういう場で発散しないと、精神の均衡を保てない」と、芸能人を天国行きか地獄行きか次々と判断した。日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで!」の年末企画「笑ってはいけないシリーズ」で、毎年ビンタされているプロレスラーの蝶野正洋(53)は「お前は地獄に行けー!」と即決。ダウンタウン浜田雅功(54)も「地獄で、ゴボウでたたかれ続けろ! 人の痛みを知れ!」と地獄行きにした。ピース綾部祐二(39)は「お前はアメリカに行け! 何をグズグズしている。自分で言いだしたことだろう!」と早期の渡米を促し、会場の笑いを誘った。

 さらに、不倫疑惑を報じられたSPEEDの今井絵理子参院議員(33)について「本人たちの問題だけど、みんな隠れてやってるんやな。子どもだったら注意できるけど、大人には注意できない」と話した。一方で「僕はほんまにクリアで清らか。08年からは何にもない」と落語家転身後の潔白を力説。報道陣から、08年以前には何かあったのかと聞かれても「08年からは本当に何にもないです」と含みを持たせながら繰り返した。