歌手松崎しげる(67)が6日、東京・江東区の豊洲PITで、「黒フェス2017 白黒歌合戦」を開催した。

 「歩くメラニン色素」を自称する日焼け自慢で、肌がク(9)ロ(6)いの語呂に合わせ、日本記念日協会が9月6日を「松崎しげるの日」と認定したことから、一昨年より開催を始めた。松崎が「本日は雨の中、ご来場ありがとうございます!第3回、スタートします!」と絶叫して幕を開けた。

 中盤のMCでは、松崎と同級生で実家が近く、隣の学校に通っていたという落語家の三遊亭円楽(67)も登場した円楽は「場違いですみません」と恐縮しながらステージに姿をみせた。円楽は出演する日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時30分)で「ブラック団」の団長を務めているが「色黒でやっているようだけど、こっちは腹黒だから」と笑わせた。

 終盤には79年から82年にかけて放送されたTBS系ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」で松崎と警視庁の名刑事コンビ役として共演した国広富之(64)も登場。国広は「松崎さん懐かしい。ものすごく懐かしいよこの雰囲気」とかつての相棒との再会を喜んだ。円楽らも加わってドラマのお決まりシーンの寸劇を行うなどして盛り上げ、「ワンダフルモーメント」を国広と2人で熱唱した。

 最後はシークレットゲストとして長年の友人であるT.M.Revolution西川貴教(46)も登場。松崎は「僕が認めるスーパーボーカリスト」と紹介し、「1週間前(西川の)お母さんが亡くなりました。無理しなくていいよと言いました。でも『約束を果たします』と言ってくれました」と明かした。「最後はみなさんも知っているこの曲を思いっきり2人で歌いたいと思います」と話し、西川と「愛のメモリー」をデュエットして締めくくった。

 この日はほかに、八代亜紀、ももいろクローバーZ、サンボマスター、高橋洋子、TEE、祭nine.、宮前杏実、ミラクルひかる、吉田山田らが出演した。