昨日取材をしていて女優土屋太鳳(23)とタレントはるな愛(44)に共通点があることに気付いた。

 土屋は清純派女優で、はるなはオネエタレント。うら若き乙女と…。一体どこに共通点があるのか、不思議に思う人も多いだろう。

 その共通点は、「取材陣への気遣い」だ。

 はるなはホラー映画「アナベル 死霊人形の誕生」公開直前イベントに出席。持ち前のサービス精神で一般お客さんはもちろん取材陣も笑わせた。最後は目の前のテーブルから突然手が飛び出すというドッキリまで仕掛けられたが、その手が若いイケメン男性だとわかるとオネエモード全開で会場を笑わせた。そんなはるなは取材も終わって控室へと戻ったにも関わらず、再度会場に姿を現し、取材陣に「今日はありがとうございました」とあいさつしたのだ。

 その数時間後、「第30回日本メガネベストドレッサー賞」表彰式に向かった。同賞は「メガネの最も似合う人」を各界から選考するもので、芸能界部門(男性)受賞の高橋一生(36)や同部門(女性)の土屋らを取材。青のワンピース姿で登場した土屋は取材陣から何本メガネを持ってますかと聞かれると、ちょっと困惑顔になり「1本です」と恐縮しつつ返答。はるなとは違った正統派清純女優の魅力を見せつけたが、取材終わりで舞台を去る時にふと立ち止まると取材に向き直り、「ありがとうございました」と深々と頭を下げたのだ。数時間目に見た光景だった。

 毎日のようにいろんな芸能人が出席する現場を取材しているが、こんなシーンに出会うことはなかなかない。そんなレアシーンに1日に2回も遭遇したのだ。取材する側とされる側の違いはあるが、向き合うのは人と人。「ありがとうございました」と言われるとやはり気持ちがいい。そんな心温まる1日だった。