佐藤健(28)が9日、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督、16日全国公開)の舞台あいさつで岡山に凱旋(がいせん)した。

 原因不明の病で意識を失った花嫁を待ち続け、8年越しに結婚式を挙げた夫婦の実話を映画化したもので、作品のモデルとなった中原さん夫妻が住む岡山県を中心に撮影が行われた。佐藤はその間約1カ月、1度も東京へ戻らず、岡山で役作りに徹したという。

 思い出深い地でいよいよ迎えた公開初日。「普通に日常を暮らしている空気感が映ればいいな、日常の延長線上で(カメラの前に)立てたらいいな、と思って演じていました。この場所、この空気にすごく助けられたところがあって、感謝しています」と、岡山のファンに感謝を述べた。

 さらに「(主演した)『天皇の料理番』も『るろうに剣心』も、倉敷でロケしているので、岡山で撮ったらヒットする感じになれば」と、自身のヒット作にあやかり大ヒットを願った。