明石家さんま(62)が、フジテレビ系正月特番「新春大売り出し! さんまのまんま」(来年1月2日午後3時45分放送)で、同郷奈良出身のボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(31=帝拳)と初対面し、試合で使用したトランクスのスペアをもらった。

 番組収録の模様が26日、発表された。

 村田は10月、WBA世界ミドル級タイトルマッチに臨み、アッサン・エンダムの棄権で、王座を奪取。その一戦で着用していたトランクスと同じ未使用品をみやげとして持参して、収録に参加した。

 さんまと村田はともに奈良出身。村田は「柔道の野村忠宏さんと並び、奈良県の2大スター」と、さんまへの敬意を口にした。トークの中では、さんまの小学時代の担任が、村田によると「遠い親戚らしい」と判明。両者は初対面ながら、和やかに地元ネタでも盛り上がり、トークは進行した。

 10月のエンダム戦での「男泣き」について、さんまから聞かれた村田は「試合の段取りをつけるのに、周りの人たちにも苦労をかけたので、ホッと泣きですね」と告白。竹原慎二以来、日本人2人目のミドル級世界王者を遂げた村田に、さんまは「奇跡」と絶賛した。

 村田は「ちょっと悪さしていた自分が、金メダルを獲得したり、世界チャンピオンになったりと、冠が変わっただけで過大評価されるのは、大した人間でないのでサブいというか」と謙虚に本音を吐露すると、さんまは「えらい」と再び、ほめ殺し。村田からトランクスを受け取ると、さんまは「こっち(実戦未使用)の方がありがたい。使っているものだったら、汗がべしょべしょやんか」と、笑いをまじえて感謝を表現。トランクスに「サイン入れてよ」とおねだりしていた。