元ニッポン放送アナウンサーでフリーアナの高嶋秀武(75)が19日、メインパーソナリティーを務めるニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」(月~金曜、午前6時)の番組内で、同番組が3月30日で終了すると発表した。

 高嶋は「重大なお知らせがありまして」と切り出すと「結論だけ言うと、この番組は来月3月30日をもって終わることになりました」と報告した。昨年10月20日に同局幹部から終了を告げられたという。

 高嶋は「理想型では2020年の東京五輪まで続けて、そうすると私77歳の喜寿になる。20年東京五輪を最後にしてラジオにけじめをつけようと内心思っていた」と名残惜しそうに語ると「今日の放送をいれてあと30回の放送で終了です。長い間ありがとうございました」とあいさつした。関係者によると、番組内容や聴取者の若返りをはかることが狙いの1つという。

 高嶋は65年に同局に入社し、札幌オリンピックの実況など、スポーツアナウンサーとしても活躍したほか、「オールナイトニッポン」「大入りダイヤルまだ宵の口」のパーソナリティーを務めるなど幅広い分野で活躍。90年のフリーに転身後は、同局やTBSラジオを中心に活躍していた。