アンチエイジングを提唱する南雲吉則ナグモクリニック総院長(62)が4日、都内で、著書「60歳を超えても40代に見える生き方 老化に勝ち続ける私の毎日」(講談社)の出版記念イベントを開いた。11年に出版して50万部超のベストセラーになった「50歳を超えても30代に見える生き方」に次ぐ第2弾。

 南雲総院長は「地位と富と名誉を求めて、還暦までがむしゃらに働いてきたたけど、そこには老後という暗闇が広がっていた。若さをキープをしながら健康長寿を伸ばす、若返り健康法を、いま一度検証してみました」と話した。30代は暴飲暴食の不摂生な生活を続けてメタボ体形だったが、「果物は皮ごと、穀物は全粒で食べて、さびない体を作るゴボウ茶を飲んで、オメガ3の油を使い、有酸素運動をして体を鍛え、1日1食」を実践して、50代で20歳も若く見える外見と健康を手に入れ、今もそれを維持している。

 乳がん手術、乳房再建の専門家で「がんの死亡率を半減させる」ことを使命とする南雲総院長は「どこかで生き方を変えていくしかない。僕も時間がかかりました。この本をトイレに置いて、毎日ページをめくって読んでください」と話した。