フジテレビ4月改編説明会が5日、都内のホテルで行われた。

 視聴率の低迷が続き、前回の10月改編では「非常事態」と語った立本洋之編成部長は「変わらなければ生き残れない」「後がないと再認識することが必要」と語り、キャッチコピー「変わる、フジ 変える、テレビ」を発表した。

 前回の「非常事態」発言について「社長の宮内(正喜)も言っていたことなので。あれ以来『非常事態男』と言われるようになってしまった」と苦笑いしながらも「四の五の言ってもしょうがない。危機感をもって取り組んでいかないと」とした。

 4月改編では、「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃイケ」など長寿バラエティーが相次いで終了。立本氏は「フジテレビのタイムテーブルを長年支えていただき、感謝の念しかない」とし「もともとバラエティー志望だったので、入社当時から好きな番組だった。自分が担当の時に終わってしまうのは残念でさみしいが、巡り合わせでもある。時代も環境も変わる中、番組が時代に合わないこともでてくる。若い作り手たちが、次のああいう番組を作っていかなければいけない」と話した。

 BSフジでは「beポンキッキーズ」も3月で終了する。「フジの画面からガチャピン、ムックが消えることがないように個人的にはしたいが、何も決まっていない状態」とした。