11日に放送された吉高由里子が主演を務める日本テレビ系の「正義のセ」(水曜午後10時=初回10分拡大)の第1回平均視聴率が11・0%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 同ドラマは、阿川佐和子氏の同名小説シリーズが原作。故大杉漣さんも吉高の上司役で出演予定だった。吉高は当時「見守っていてください」と呼びかけるようにツイッターにつづっていた。後任の寺脇康文が上司の梅宮譲を演じる。主題歌は福山雅治の「失敗学」。

 ドラマは吉高が演じる2年目の検事竹村凜々子が、一生懸命に周囲を巻き込んで事件に取り組み、検事として女性として成長する物語。

 11日のあらすじは、東京の下町で豆腐屋を営む父の竹村浩市(生瀬勝久)母の芳子(宮崎美子)妹の温子(広瀬アリス)と暮らしている凜々子(吉高由里子)は、横浜地方検察庁港南支部に赴任した2年目の検事。正義感が強く、明るい性格で家族思いだ。大阪から首都圏に戻り、遠距離恋愛だった恋人の中牟田優希(大野拓朗)とも会えるようになった。

 港南支部には、支部長の梅宮(寺脇康文)をはじめ、先輩検事の大塚仁志(三浦翔平)徳永太一(塚地武雅)ら個性的なメンバーがズラリ。そして、凜々子と組む担当事務官は、ベテランの相原勉(安田顕)が就くがこちらも一癖ありそう。

 ある傷害事件を担当することになった凜々子。被害者は建設会社に勤める向井俊哉(浅利陽介)。向井は上司の恩田徹(石黒賢)から暴行を受けて階段から落ちて重傷を負ったと被害届を出していた。

 憤慨する凜々子だが、恩田は穏やかそうで、暴力を振るう人間に見えなかった。恩田は「暴行なんかしていません」と、容疑を否認した。