民放連定例会長会見が8日、都内で行われ、この日付で新会長に就任した大久保好男会長(67)が就任のあいさつを行った。大久保会長は「放送事業を取り巻く環境が劇的に変化している。放送事業の将来がこの先、どうなるか確実なところが見通せない厳しい時代。そのことを考えると大変な時に会長になった。重い責任に身がすくむ思い」。さらに「放送業界を少しでも成長、発展させていきたい。その一助になればと思う」と語った。

 日本テレビ社長を兼務するが「両方とも一生懸命にやります」。また、自身が仕事をやる上で最も大事にしてきたことも紹介。「自分の人生の中で一番、長い時間を費やしてきたのは会社で仕事をしている時間だった。会社での人生を充実させることが、自分の人生の充実につながることという思いでやってきた。会社では、できるだけ同じことを繰り返さないで新しいことの挑戦していく気持ちでやってきた」と語った。

 仕事以外で時間を費やしていることは読書と新聞を読むことだという。あとは健康のため、毎朝、家の周りを約1時間散歩しているという。