鉄人タレント間寛平(68)が29日、大阪市内で、「第8回大阪マラソン」(11月25日)の発表会見に出席し、決勝トーナメント進出を決めたサッカーW杯ロシア大会日本代表の「おっさん」たちに刺激され、3時間台での完走を約束した。

 本田圭佑(32)長友佑都(31)ら、サッカー界での「おっさん」が引っ張る日本代表。寛平は「そやな~」と感心しつつも「(一般社会では)僕ら世代のおっさん、周りにも、ものすごい多いから、寛平がこれだけやったんやから、おれらも頑張れると思ってもらえるように、頑張って3時間台を目指したい」と、高らかに宣言した。

 「と言うても、実は、ついうっかり口にしてもうたんやけど…」と照れ笑い。来月20日に69歳を迎えることから「もう69歳になるし、ここらでまた、自分にプレッシャーかけて頑張ってみよか、と。俺ら(世代)もまだまだやれる、いうとこ、見せますわ」と付け加えた。

 寛平のフルマラソン挑戦は、昨年の大阪マラソン以来、約1年ぶり。昨年は、4月に木から転落して肋骨(ろっこつ)などを骨折したため体にボルトを入れたまま走ったが、4時間30分49秒で完走した。手負いの70歳目前で、この記録だけでも、相当なタフさだが、寛平は満足しない。

 自己最高タイムは3時間8分で「50歳のときやったと思う」。その3時間台は以来、「20年近く出してない」そうだが、ここまで、世界で最も過酷なレースと言われるギリシャのスパルタスロンに参戦し、地球を1周する「アース・マラソン」を完走するなど、芸能界の「鉄人」として走り続けており、今年は本腰でフルマラソンに挑む。

 同マラソンには3年連続の参加。今年は「大阪マラソンアンバサダー」も務めることも決まった。

 また、8回目の今年で、現行コースでの実施は最後になることも決定。生まれ育った住之江区内などを走る現行コースへの感謝を伝えるため、寛平は「ありがとうランナー」にも任命された。