俳優山崎賢人(23)主演のフジテレビ系主演連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)の16日放送の第6話の視聴率が10・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。前週より、1・4ポイントダウンした。

 初回から11・5、10・6、11・6、10・6、12・2%だった。

 山崎賢人が演じているのは、自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊。レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院小児外科に勤務している。

 小児外科主任の高山誠司を演じる藤木直人は、現実社会で小児外科医死亡が少なくなっていることについて「より命に対するリスクが低くて、変な話、もうかる科の専門医になった方が良いと思ってしまっても、理解はできます。でも、そもそも科によってもうかる、もうからないがあっていいのという気もしますが。そこは医療システムを変えていかなくてはいけないでしょうし、僕たち患者やその家族となる側の意識も変えていかなければならないでしょう。志の高い医師を目指す方たちが、小児外科を選択したくなくなるというのは残念ですね」と話している。

 16日放送の第6話では、高山(藤木)が医局に湊(山崎)たちを集める。そこには産婦人科医の鶴田皐月(堀内敬子)が来ていた。皐月の要件は出産間近の患者、水野理香(篠原ゆき子)のこと。理香の胎児にリンパ管腫が見つかり、このままでは正常な分娩(ぶんべん)が出来ない。そのため、帝王切開の分娩時に臍帯(さいたい)を切り離さず血行を確保したまま胎児に処置を行うEXITという手術を、皐月は小児外科医に依頼する。

 だが、理香は周産期心筋症を患っているため胎児の処置は30分以内で終わらなければならない。リスクを伴う手術に小児外科長の間宮啓介(戸次重幸)は反対する。だが、高山は患者が望むならと請け負い、助手に夏美と湊を指名した。

 湊と先輩の瀬戸夏美(上野樹里)は病室へ行き、子どもだけでも助けて欲しいという理香の強い思いを知る。湊は高山から渡されたEXITに関する大量の文献を読みあさって手術に備えた。